気に入っているスパッツを穿いてみた。
これで先日も話した健康診断なども受けたり、スーツの採寸の時に着て、ウエストを測定する仕立て屋の鼻先のほんの5cmほどの距離でこのもっこりを見てもらったりしたこともあるスパッツだ。
が、確認してみると、ちょうど俺のチンポの先端がいつも当たる部分がほつれて来ていた。気に入っているスパッツだが、とうとう生地が劣化して来てしまったらしい。
いつものように突き破って捨てるか。
だが、とても気に入っていたものであるので、思いきれなかった。
チンポを持って軽くしごいてみる。
チンポが硬くなってくると、
「ビッ・・・・・・ビッ・・・」
と少しずつ繊維がちぎれていく音がする。だめだ。このままでは突き破ってしまう。だが、その思いとは裏腹に、チンポが大きく硬くなる。俺は思わずしごくスピードを速くする。
「・・・・・ビッ・・・・・・・・ビリッ!・・・」
少し大きな音がして生地に縦線が入ってしまった。開いた生地の隙間から生のチンポがわずかに見えている。このまま力を込めてしまえば繊維が次々に弾け飛び、突き破れてしまうだろう。
だめだ。
俺は何とかスパッツを脱ぎ捨てた。
”まだ穿きたい。”
突き破りたい気持ちより、まだ穿いていたい気持ちが勝っていた。