先日会議に出席することになった。
その会議は身内は俺以外出席せず、また急に代役で頼まれたので、俺の担当の仕事上では繋がりのある人たちはほとんどいなかった。そこで、俺は普段はしない寄せもっこりで出席してみた。
最近は暑さでダランとなっているので、こんな感じになってしまい、ちょっとまずいかもしれないと思ったが、知り合いもいない事だし、別に構わないかと思ってこの姿で上着レスで会議に出席した。
休憩時間になり、自販機の前でコーヒーを飲んでると、黒髪と金髪の外人二人が来たのだが、黒髪の方が俺の下半身をちらりと見て、
「he has nice package.」
と言った。俺は”珍しい、外人が反応してくれた”と思い、意識をそちらに向けた。しかし、もう片方の金髪の方は凄く嫌そうな顔をしてファックだかなんだか言っていた。
きっと金髪の方はもっこりが嫌いなんだろうと思った。俺は「やっぱり寄せもっこりはダメなのか。外人にすら不評なんだ。」と思ってガッカリし、嫌悪を示されながらも見られるのは俺としても本意ではないので、コーヒーをさっさと飲みほして会議室に戻ろうと思った。
しかし、もう片方の方がどうやら気に入ってくれたらしい。
「if he is not big , his package is not so long , fat ・・・」
ようは、”あの男が小さかったら、あんなもっこりは出来ない”とのようなことを話しているようだ。どうやら黒髪の方は俺のもっこりを気に入ってくれたらしい。
その後、黒髪の方は、金髪の方にもっこりの魅力を語っているようだった。他に外人がいないので、周りにはあまり通じないと思ったのか、あまり小さい声では話していなかったので、途切れ途切れに話が聞こえて来た。内容としては、
「彼はきっと男らしさをアピールしたいのだろう」
とか
「男が男らしいことを主張して何が悪いのか」
などと話しているようだった。
俺は彼のような男がいたことに嬉しくなり、残り少ないコーヒーをすぐに飲み干すことを止め、黒髪の彼がチラチラとこちらを見てくる視線に対してさりげなく彼の方を向き、もっこりを見てもらうことで応えるようにした。
黒髪の彼は最終的には金髪の方を説得したらしく、最初イライラしているような感じだった金髪の方も次第に落ち着きを取り戻し、俺のもっこりを見ても嫌悪感を示さないようになっていった。
外人はもっこりに寛容だということは知っていたが、本当にもっこり好きがいることが分かり、しかもこんなたくさんの人がいるところでそんな話題を話している彼のような人がいて嬉しくなった。
俺はとても満足し、コーヒーの缶をごみ箱に捨て、彼らのそばを通って会議室に戻った。なお、彼らそばを通る時、黒髪の彼だけでなく金髪の彼も、俺のスラックスをじっと見つめてくれた。