スーツでもっこりさせて歩く。
暑い季節には、もっこりを隠せる上着はない。
膨らみは隠しようもなく外の目にさらされる。
男女関係なく、気が付く人はじっと見てくる。
どうぞと、見てもらう。
ずっと見てくれる人には、腰を反らせる振りをして、もっとよく見てもらう。
以前、電車で触られたことがある。
ギンギンになったところで、電車が大きく揺れ、人が動き、手が離れた。
仕方ないので、触ったと思しき人に、ギンギンのチンポを押し付けてやった。
その人の息が荒くなって、すごいすごいと小声で言っていた。
そのまま、電車は駅に着き、俺はギンギンのまま降りた。
ひとつ疑問がある。
何でチンポのもっこりに遭遇するとみんな一様に
「凄い」
というのだろう。
思い返してみても、声を出してくれる人からは「凄い。」という言葉以外、聞いたことがない。
もう少し色々表現方法があるだろうと思っていた。
俺はとても不思議に思っていたが、先日、ジムで立派にもっこりしている人を見掛けた。
スパッツで、なんと腰ゴムのところまで届かんばかりのとても長いもっこりだった。
俺は、彼の立派な股間を凝視してしまい、思わず、
「凄い、でかい。」
と言ったところで気が付いた。
やっぱり俺も、
「凄い」
と言ってたのだ。
・・・不思議である。