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激しく照り付ける日差しの中、俺は外回りをしていた。
街を歩いていると、白いステッキで地面を突いている男を見掛けた。
白いステッキなので、きっと目が見えないんだろうと思い、何気なくその男を見ていた。
次の瞬間、俺の目は一点に集中してしまった。
なんと彼の品のいいチャコールのスラックスが随分と立派に膨らんでいたのだ。しかも鋭角に。
これはたまらないな。
”盲目の男のスラックス勃起もっこり”
何となくやたらエロい。
まずい。
暑さもあり、俺も勃起して来てしまった。
すると、盲目の男が階段に向かおうとして、登れず四苦八苦していた。
俺はすぐさま彼の元に向かった。誰かが助ける前に俺が助けてやりたかった。
「大丈夫ですか?」
もう一人スーツ姿の男性が声を掛けそうになっていたが、俺は先んじて声を掛け、素早く彼の肉厚の手を握った。
彼はこちらの方を向いたが、俺はもちろん彼の顔は見ず、彼のチャコールのスラックスだった。
「案内しますよ。」
「ああ、すみません。」
俺は彼の手を引いた。
だが、俺はどうしても彼の股間から目が離せなかった。どう見ても彼は勃起していた。
彼は何故勃起しているのだろう。やはりこの暑さで気持ちが高ぶり、頭の中でセックスしていることを想像してしまったのか。
”盲目の男も興奮するんだ”
と、思った俺は無意識に彼のことを差別してしまっており、恥ずかしくなった。
彼は勃起しているが、別に腰を引いたりはしておらず、堂々と前を突っ張らせたまま階段を上っていく。男の生理現象として仕方ないと思っているのか、俺が男だから気にしていないのか。いずれ彼は男らしかった。
登り終えた彼は、
「ありがとう。もう大丈夫。」
というと、俺の手を両手で握り、少し頭を下げるとまたステッキを突いて歩き出した。
彼は、未だに隆々と勃起していた。
もしかして彼は上付きかなんかであれが通常時なのだろうか。あんなに前に突き立ってるのが普通ではいろいろと困ると思った。
だが、彼は盲目だから、自分の突き立っている逞しい股間は一度も見たことはないだろう。もしかして、見たことないから、あんなに膨らませていても堂々として気にしていないのかもしれない。
きっと周囲の人間だけが赤面し、彼の男らしく膨らんだ股間に色々と妄想しているにもかかわらず、彼はいつも何食わぬ顔で堂々ともっこりしているのだろう。
俺は彼にもう少しついていきたかったが、急に自分の股間に痛みを感じた。思わず下を見ると、俺の股間もパンパンに張って行き場を失っていた。
その股間の痛みのお陰で、俺は仕事中であるのを思い出し、名残惜しくも彼と別れた。